生活の様子

くるみ味噌づくり②

2021年3月26日

さて、麦麹ができました。

実はこの麦麹、米麹よりも失敗が少なくて初めての味噌づくりにはもってこいです。

年々麹作りの段取りや温度管理もうまくなって、上質な麹に仕上がっているように感じます。

麹をバットに広げて、発酵止めの塩をすりこみます。

昔からぬか床を混ぜたり、味噌を混ぜたりといった仕事は素手で行うことが美味しさの秘訣とも言われてきました。

子どもたちも麹づくりを通して、目には見えなくても身の回りに無数に存在する菌の存在を感じてくれたようです。

殺菌除菌も必要ではありますが、昔から変わらない「手仕事」も大切にしていきたいと思います。

ゆでた大豆をミンサー(ミンチ状にすりつぶす機械)にかけていきます。

大豆がミンチになって出てくる様子が面白くてみんな夢中です。

ミンチ状になった大豆と塩きりした麦麹とをよくすり混ぜていきます。

こねる手つきもとっても上手です。

くるみさん、どんぐりさんの2クラスの味噌が1ヶ月違いで仕込まれました。

同じ作り方をしても、それぞれのクラスで味が違うはず。出来上がりが今から楽しみです。

3ヶ月経った頃から食べられるので年長さんの卒園には間に合わないのですが、毎年夏休みに開催される同窓会にはお味噌汁を出す予定でいます。お楽しみに!

くるみ味噌づくり①

2021年3月26日

大変遅ればせながら…2月のクッキングの続編です。

どんぐりさんから遅れること2週間、くるみさんもお味噌づくりにチャレンジしました!

どんぐりさんの時と同じように蒸した麦に種麹を蒔いてよく混ぜ合わせます。

まだまだ寒さの残る2月。暑くなってしまうと麹の育成や味噌の熟成が早まってしまい、うまくいかないこともあるので味噌を作るのは寒い季節がおすすめです。

昔はどこの家でも手作りしていた味噌も今は買うのが当たり前になりました。

だからこそ、日本古来の発酵調味料の作り方を食文化として伝えていけたらと思っています。

特に麦で仕込む麦みそは鹿児島ならではです。

くるみさんの麦麹もうまくできるかな??

 

…味噌づくり②につづく

結婚式するよ!

2021年2月22日

ある日、先生たちのもとに招待状が届きました。

「けっこんしきにきてね。」というご招待のハガキには丁寧に切手まで貼ってあります。

担任の先生だけでなく、園長先生や主任の先生、給食の先生にも。

これは盛大な結婚式になりそうな予感です。

ただ、結婚するのは差出人ではないそうです(笑)

こちらがどうやら今日の主役のおふたりのようです。

新郎も新婦も晴れ着に身を包んで準備万端。

新郎さんは照れくさいのでしょうか、冷やかすお友だちとふざけてフラフラ。

ちょっと頼りない?(笑)

「もう!ちゃんとしてね」としっかり者の新婦さん。

家庭の主導権はお嫁さんになること間違いなしですね。

 

こちらは司会の方でしょうか?

台本とマイクも用意して、打ち合わせ通りスムーズに式をすすめます。

スーツやドレスに身を包み、ウキウキを隠せません。

きれいな花嫁さんやプリンセスは女の子の永遠の憧れですね。

みんなはどんなステキな人と結婚するのかな?今から楽しみです。

今日は結婚式に招待してくれてありがとう💗

2月クッキング(恵方巻きづくり)

2021年2月22日

今月のクッキングは給食の時間に恵方巻きづくりです!

午前中の活動で節分の由来を知って、豆まきをした子どもたち。

今度は恵方巻きを食べて1年の健康を願います。

はじまる前に腕まくりをします。

「やってあげる!」と年下の子のお世話まで率先してやってくれる頼もしい年長さん。

栄養士の先生のうまく恵方巻きを巻くコツにじっと耳を傾けます。

具材はかんぴょう、椎茸、カニかまぼこ、でんぶ、きゅうり、卵焼き。

恵方巻きの他に鮭の塩こうじ焼きとほうれん草のおひたしもつきます。

ひとりずつ順番にごはんをよそって、具材を乗せてもらったら・・・

席に戻ってさあ、巻いてみよう!うまく巻けるかな~?

ごはんと具材を入れすぎると・・・。海苔を持ち上げるのも一苦労(笑)

でーきた!大人のサイズの半分ですがしっかり中身の詰まった太巻きです。

ここでも苦労して巻く年下の子をサポートする年長さんの姿が!

年度初めは年長児という自覚はあまり無く、率先してふざけることもあった年長さん。

ここ数ヶ月でぐっと頼もしくなったように感じます。

大きなお口で豪快にかぶりつきます。

ぺろりとは半分サイズを食べ終わり、おかわりを巻く子が続出!

毎年おかわりして丸々1本分食べる子がかなりの数いますが、今年もしっかり食べてくれました。

すがすがしいまでの食べっぷりに給食の先生方もとっても喜んでいましたよ。

どんぐり味噌づくり②

2021年2月3日

さて、2日間じっくり培養した麦麹が無事に完成しました!

(出来上がりの写真を取り損ねてしまいました…)

麹菌は寒さや乾燥に強いため、麦麹がほどよい頃合いになったらいったん冷蔵庫に入れて菌の増殖を止めておきます。

子どもたちも麦麹のできる過程を見ることで、目に見えない小さな菌の働きを身近に感じることができたようです。

まずは麦麹に塩を混ぜます。(塩きりといいます)

次に前日から水で戻して、柔らかくゆでた大豆をミンサーにかけて細かくミンチ上につぶします。

この大豆はのりこ先生から提供いただきました。

子どもたちも順番で大豆をミンサーにかけていきます。

機械の大きな音にしり込みする子もいますが、大豆がミンチになって出てくる様子が面白いらしくみんな興味津々です。

小さな手のひらいっぱいに大豆をすくっています。こぼさないようにね~!

さあ、塩きりした麦麹とゆで大豆を合わせてよーく混ぜ合わせます。

たくさんの子どもたちの手に揉まれてきっとおいしいお味噌ができるね。

発酵という概念は大人でも理解が難しいのですが、子どもたちが麦麹が育つ過程や味噌が熟成する過程を見て少しでも興味が持てたらよいなと思います。

よーく混ぜ合わせたお味噌は樽に詰めて、3ヶ月ほどじっくり熟成させます。

今はまだ若いお味噌なので白っぽく塩気も強いのですが、熟成される過程で味噌独特の香りが立ち、色味が濃くなり、塩のカドも取れたまろやかなお味噌になります。

年少・年中さんは給食で、年長さんは夏休みの同窓会の時に完成したお味噌を食べる予定です。

おいしいものを作るのは時間も手間もかかるんだね~。

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