平成29年10月25日(水)、看護学科基礎課程の2年生92名の戴帽式が、多くの来賓や保護者の同席のもと、厳かに行われました。
緊張の面持ちでナースキャップを戴いた2年生は、ナイチンゲールの灯火から看護の心を受け継ぎ、92本のキャンドルに灯が静かに広がっていきました。
看護学校の最も感動的な行事である戴帽式は、現在行わない学校も多くなってきました。しかし、本校では形式的儀式としてよりも、重要な教育の場として意義あるものと考えています。
高校2年生が初めて臨む看護臨地実習を前に、看護の道に進む意志の再確認と自覚を深めることを趣旨として毎年、この時期に戴帽式を実施しています。
戴帽式の前半では、【戴帽の儀】という、さまざまな儀式が行われます。その一つ一つにはそれぞれ次のような意味があります。
戴 帽・・・・・・・・・「看護の形」
キャンドル・・・・・・・「看護の心」
白いキャップ・・・・・・「自己に対する戒め」・「謙虚さ」
ナイチンゲール誓詞・・・「看護者の倫理と職業観」
11月 6日から基礎看護臨地実習が始まります。このような一つ一つの意味をしっかりと心に刻み、誇りと自覚を持ってしっかりと歩いてほしいと願っています。