どんぐり味噌づくり②

2021年2月3日

さて、2日間じっくり培養した麦麹が無事に完成しました!

(出来上がりの写真を取り損ねてしまいました…)

麹菌は寒さや乾燥に強いため、麦麹がほどよい頃合いになったらいったん冷蔵庫に入れて菌の増殖を止めておきます。

子どもたちも麦麹のできる過程を見ることで、目に見えない小さな菌の働きを身近に感じることができたようです。

まずは麦麹に塩を混ぜます。(塩きりといいます)

次に前日から水で戻して、柔らかくゆでた大豆をミンサーにかけて細かくミンチ上につぶします。

この大豆はのりこ先生から提供いただきました。

子どもたちも順番で大豆をミンサーにかけていきます。

機械の大きな音にしり込みする子もいますが、大豆がミンチになって出てくる様子が面白いらしくみんな興味津々です。

小さな手のひらいっぱいに大豆をすくっています。こぼさないようにね~!

さあ、塩きりした麦麹とゆで大豆を合わせてよーく混ぜ合わせます。

たくさんの子どもたちの手に揉まれてきっとおいしいお味噌ができるね。

発酵という概念は大人でも理解が難しいのですが、子どもたちが麦麹が育つ過程や味噌が熟成する過程を見て少しでも興味が持てたらよいなと思います。

よーく混ぜ合わせたお味噌は樽に詰めて、3ヶ月ほどじっくり熟成させます。

今はまだ若いお味噌なので白っぽく塩気も強いのですが、熟成される過程で味噌独特の香りが立ち、色味が濃くなり、塩のカドも取れたまろやかなお味噌になります。

年少・年中さんは給食で、年長さんは夏休みの同窓会の時に完成したお味噌を食べる予定です。

おいしいものを作るのは時間も手間もかかるんだね~。

どんぐり味噌づくり①

2021年2月3日

2021年最初のクッキングは味噌づくり。

ゆなの木保育園では給食で使うお味噌を麹から園で手作りしています。

気温が低くて乾燥したこの時期の気候は麹づくりに最適です。

まずは丸麦を水につけて吸水させ、蒸し器で1時間ほど蒸します。

蒸しあがった麦に麹菌をつけて麦麹を作ります。

麹菌が悪い雑菌に負けないように、みんな手を洗ってきれいなまま待っていました。

「麦ごはんのいい香りがする!」「ちょっとくさい」

普段嗅ぐことのない蒸し麦の香り。感じ方はそれぞれです。

蒸しあがった麦をすこーし味見。もちもちプチプチして美味しいね!

これが麦麹の元になる種麹。見た目は小麦粉のような白い粉ですが何千何億という麹菌の塊です。。

これを人肌に冷ました麦に振りかけてよくすり混ぜます。

真剣に混ぜる子どもたち。塊になった蒸し麦もしゃもじできれいにほぐしてくれました。

麦がバラバラにほぐれて、種麹が麦になじんだら今日はここまで。

このまま2日間ほど人肌に温め続けて麹菌を培養していきます。

給食の先生が毎日お家に持ち帰って大事に温めてくれるそうです。

最後は机の下に散らばった麦のお掃除まで率先してやってくれました。

さすが年長さん!お手伝いありがとう。

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